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【保存版】鍼灸師が教えるぎっくり腰の応急処置【動画で解説】

こんにちは!

ほくと鍼灸院 鍼灸師の坂口です。

今回は「ぎっくり腰の応急処置」をテーマにお届けします。

急に寒い日が増える/暖かい日が増えるなど季節の変わり目、雪かきの際にぎっくり腰になってしまった…というお問合せをよくいただきます。

ぎっくり腰は痛みが強烈なだけに、どうすればいいのか?いつになったら治るのか?と不安になりますよね。

そこで今回は「まさにぎっくり腰になってしまったらどうすればいいのか?」について解説します。

【ぎっくり腰の応急処置】

①ぎっくり腰になってしまったら…

あせって床にしゃがみ込んだり、寝たりすると起き上がれなくなる場合があるので要注意!まずは壁に寄りかかったり、何かにつかまって体重を預けて立ったまま痛みが落ち着くのを待ちましょう。大丈夫、しばらく待てば少しは痛みが落ち着いてきます。

②痛みが少し落ち着いてきたら…

「仙腸関節」を押さえてゆっくり動きましょう。お腹の力が抜けるとビキッと痛みやすいので、おへその下あたりに力を入れながら動きます。

③病院にかかる場合は整形外科を受診しましょう

ただ、強烈な痛みの割には検査をしても異常が見つからないケースもあります。

④ぎっくり腰は無理をしなければ2~4週間ほどで自然と治まります

翌日以降は痛みが治まってきたら、完全に寝て過ごすよりは出来る範囲で動いた方が結果的に治りが早いケースもよくあります。回復の過程で痛む部位が移動するように感じることもありますが、あせらずに様子を見ましょう。

以下、よくある質問にお答えします。

Q1. ぎっくり腰の原因は?

A1. 多くの場合、腰の筋肉の引き攣りが原因です。こむら返り(寝ている時にふくらはぎがつる症状)になったことはありますか?とても痛いですよね。それと同じことが腰周りの大きな筋肉で起きている…とイメージすれば、ぎっくり腰の痛みの強さがわかると思います。

Q.2 お風呂に入っても大丈夫?

A2. 基本的には大丈夫です。身体を温めることで筋肉の緊張が和らいで痛みが軽減するケースもよくあります。湯船に入るために足を上げるのが辛い場合は、立ったままシャワーだけで済ませてもOK。ただし患部が熱を持っていたり、腫れたりしている場合はお風呂に入って血流が良くなると痛みが増す場合があるので、その際はアイシングで痛みがある部位を冷やしましょう。

Q3. しゃがむ時に気をつけることは?

A3. 腰をかがめて物を拾うような動作は絶対に避けましょう。腰を立てたまま膝をつくと、腰に負担をかけずにしゃがむことが出来ます。

Q4. 寝る時は?

A4. 仰向けで膝を立てる、または横向きで抱き枕がオススメです。床に布団を敷いて寝る方は、翌朝起き上がる時につかまるためのイスを布団の横に置いておくと安心です。

Q5.座る時は?

A5. 腰反らさない、寝かさない、まっすぐ腰を立てた状態をキープするのがポイントです。タオルやクッションを腰の後ろか、お尻の後ろ半分にかませて腰が立つように調整してみて下さい。膝が悪くなければ正座が楽という方もいます。

Q6. 鍼治療を受けると早く治りますか?

A6.筋肉の緊張を緩めることで、通常治るまで2~4週間かかるところを1~2週間に早められるケースもあります。症状の強さにもよりますが、多くの場合は鍼治療によって治りが早くなります。

この記事がいざという時に役立つことを祈っています。

それではまた!