過敏性腸症候群(IBS)の原因と鍼治療

検査しても異常がない、薬も効果がないとあきらめていませんか?

・下痢、便秘を繰り返している
・いつトイレに行きたくなるか分からないので、安心して外出できない
・朝の通勤、通学前に何度もトイレに行きたくなる
・お腹にガスが溜まって苦しい
・薬をできるだけ使いたくない
・不快な症状があるのに検査をしても異常がない

このような悩みをお持ちではありませんか?

当てはまるなら過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。

ほくと鍼灸院では過敏性腸症候群(IBS)に特化した施術により、60%以上の方が回復に向かっています。

お腹の症状に振り回されることなく、安心して生活がおくれるよう私たちがお手伝いします。

IBSでほくと鍼灸院を利用している方の感想

IBSの症例

◾️症例1:30代男性…ガスが多く下痢ぎみで朝の通勤と遠出が不安/9回の施術で安定

【症状】
学生時代から胃腸の不調に悩まされていた。ガスが多く、下痢気味で急な便意を感じることがある。特に朝の通勤時に「トイレに行きたくなったらどうしよう」と不安があり、その影響で朝食を抜くようになった。また遠出の際も常にトイレに行けない状況だと不安になる。病院で胃カメラ・大腸カメラの検査を受けたが異常は見つからず、現在は処方されたイリボー、漢方、ミヤBMを服用している。

【施術の経過】
1回目…週1回のペースで施術を開始
2回目…変化なし。薬は飲み続けている
3回目…少し良くなってきた?前回から薬は飲んでいないがトイレが危ない場面はない
4〜5回目…現状維持
6回目…朝の通勤時は自信ついてきた、ただし遠出するのは不安
7回目〜9回目…調子の良い状態が続いている
(ここから月2回のペースに)
10回目〜14回目…順調にきている
→外食をすると下痢することもあるが、イリボーを飲めば回復する
→以降、メンテナンスのための月1回のペースで通院

【施術のポイント】
・臀部の筋肉の緊張をゆるめて、腹筋の緊張をやわらげる
→臀部の筋肉が過度に緊張していると腹圧のバランスが崩れ、腹筋の硬さや張りが生じやすくなります。この方の場合は梨状筋/大臀筋の緊張が見られました。

・胃腸の動きの回復を促して、ガスが溜まりづらい状態にする
→胃腸の動きが鈍くなると食べ物の消化・排出がスムーズに行われず、腸内に長く留まることでガスが発生しやすくなります。この方の場合は、長腓骨筋/ヒラメ筋/橈側手根屈筋/手の背側骨間筋の緊張を鍼でゆるめることで、ガスの溜まりづらい状態へと回復が見られました。

◾️症例2:10代女性…便秘で朝のトイレの時間が長く遅刻してしまう/18回の施術で安定

【症状】
元々お腹が痛くなりやすく、便秘がち。小児科を3~4件受診し、過敏性腸症候群と診断された。朝はトイレにこもることが多く、遅刻しがちで欠席する日もある。休みの日は比較的調子が良い。漢方を服用しているが、効果はハッキリしない。

【施術の経過】
1回目…週1回のペースで施術を開始
2回目…朝学校に行くまでトイレに2〜3時間かかるが、少し時間が短くなった
3回目…週の真ん中(火〜木)は調子が良くない
4〜9回目…遅刻せず行ける日が出てきた、昼食の後にお腹が痛くなることも
10回目…下痢気味、生理周期と関係している可能性あり
11〜12回目…1日だけ腹痛で欠席、病院ではトリメブチンを追加で処方された
13〜16回目…ほとんど遅刻せず、朝トイレの時間もさらに短くなってきた
17回目〜18回目…調子良い
(ここから月2回のペースに)
19回目〜25回目…たまに遅刻、ストレスや疲れがあるとお腹が痛くなる
(ここから月1回のペースに)
→以降、メンテナンスのための月1回のペースで来院中

【施術のポイント】
腰と太ももの緊張をゆるめて、排便に関わる腹圧をととのえる
→腰や太ももの筋肉が過度に緊張すると、排便に関わる腹圧の調整がうまくいかなくなることが多く、便秘の原因の一つとなります。さらに登校時間など心理的な焦りが原因でさらに排便がうまくいかないことがあります。この方の場合は、腰方形筋/内転筋の緊張が見られました。

自律神経のバランスを整え、朝の胃-大腸反射が自然と起きるようにサポートする
→胃が食べ物で刺激されると、腸の動きが活発になり「胃-大腸反射」が起こります。この反射は特に朝に強く働くもので、自律神経のバランスが乱れると起こりづらくなります。そして自律神経の不調は筋肉の緊張としても現れます。この方の場合は、前脛骨筋/腕橈骨筋の緊張が見られました。

◾️症例3:50代女性…繰り返す下痢と便秘、ガス溜まり/7回の施術で安定

【症状】
元々胃腸の動きが悪いと感じていたが、3年前からいきなり下痢が始まった。薬を飲まないと下痢になり、便秘やガスの溜まりもある。1年以上FODMAP(フォドマップ)を試しているが改善せず、病院でIBS(過敏性腸症候群)と診断された。仕事中にトイレに行く回数が多く困っている。

【施術の経過】
1回目:週1回のペースで施術を開始
2回目…ガスによるお腹の張りが少し軽減
3回目…夕方になるとガスが溜まりやすいが、今までよりも少なく感じる
4回目…坐薬を使わずに毎日排便がある
5回目…現状維持
6回目…ガスによるお腹の張ったような苦しさがさらに減少
7回目…お腹の張りもなく調子が良い
(ここから月1回のペースに)
8回目…下痢もせず毎日排便があり調子が良い、ガスによる張りがあっても翌日には回復している
→以降、メンテナンスのための月1回のペースで通院

【施術のポイント】
・腰の筋肉の緊張をゆるめて、腹筋の緊張をやわらげる
→胃腸の不調は腹筋の硬さや張り、違和感として現れることが多く、さらに多くのケースで腰の筋肉も緊張しています。これが腹筋のさらなる緊張を引き起こし、悪循環につながります。この方の場合は腰方形筋の緊張が見られました。

・手足の筋肉をゆるめ、胃腸の動きの回復を促す
→胃腸の動き(ぜんどう運動)の回復を促すには、腹筋よりも胃腸に影響を与える手足の筋肉を鍼でゆるめる方が効果的です。この方の場合、前脛骨筋/後脛骨筋/腕橈骨筋/手の背側骨間筋の緊張が見られました。

予約・問い合わせ

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TEL 070-2009-4740

※施術中は電話に出られない場合があります。お手数ですが留守番電話に「お名前」「ご用件」をお入れください。折り返しご連絡いたします。

※繰り返し電話しても繋がらない場合は非通知設定になっている場合があります。非通知設定を解除の上、お電話ください。

IBSでほくと鍼灸院を利用している人のデータ

Q. 何回くらい通えば効果を感じられますか?

A. 60%以上の方が、週1回以上の通院で5回以内に効果を感じています。

Q. どんな症状の人が来院していますか?

A. 下痢とガスが70%以上を占めています。

一つの症状だけでなく、ガスと腹痛など複数の症状で困っている方もいらっしゃいます。

Q. どんな性別、年代の人がIBS(過敏性腸症候群)で来院していますか?

A. 男女は半分ずつ、40〜50代の方が半分を占めています。

ただ10代と20〜30代の方も多く、年齢に関わらず悩んでいる人が多い症状と言えます。

過敏性腸症候群(IBS)の原因

過敏性腸症候群のはっきりとした原因は現在でもわかっておらず、病院では内視鏡検査でガンなどの重篤な疾患でない、また炎症やポリープがないことを確認したのち「過敏性腸症候群(IBS)」と診断されることが多いようです。

原因は不明ですが、ストレスによって自律神経が異常をきたし、腸の蠕動(ぜんどう)運動のトラブルを引き起こすと考えられています。

ただ「原因は不明」と言われてもなかなか納得できませんよね。

つらい症状があるなら身体のどこかに反応が現れているはずです。

ほくと鍼灸院では「お腹の筋肉の緊張」が原因の一つだと考えています。

お腹の筋肉が緊張することで腸の動きが悪くなり、

・便秘になる
・十分に消化、吸収できず下痢になる
・ガスが発生しやすくなる

このような悪影響があります。

病院での治療は、下痢や便秘、腹痛、ガスなど症状に合わせた薬が使われます。

また「低FODMAP(フォドマップ)食事法」などの食事指導が行われる場合もあります。

過敏性腸症候群(IBS)に鍼治療が有効な理由

お腹の不調は、腹部の硬さや張り、違和感として現れます。

自分のお腹を触ってみると、硬くなっているところ、張っているところ、押すと気持ち悪く感じるところはありませんか?

これらを解消することにより、胃腸の機能回復をうながすことができます。

ほくと鍼灸院の鍼治療はお腹に鍼をするのではなく、お腹を緊張させている手足のツボを使って施術を行います。

手足のツボに鍼をすることで、お腹の緊張している部分をピンポイントで緩めることができます。これを繰り返していくことで胃腸の機能回復をサポートし、症状に悩まされることのない状態を目指します。

また肋骨・肩甲骨の動きが悪くなると呼吸が浅くなり、精神的なストレスを受けやすくなるケースも多くみられます。

肋骨、肩甲骨周りの筋肉を緩め、大きくゆったりと呼吸をしやすい状態にすることでストレスによる症状の悪化を抑えることができます。

通院のペース

最初は週に1〜2回、症状が安定してきたら少しずつ間隔を空けていきます。

最終的には卒業される方もいますし、1〜2ヶ月に1回くらいのペースでメンテナンスを継続される方もいます。

最適な通院ペースをお伝えしますのでご相談ください。

ほくと鍼灸院が選ばれる6つの理由

①使い捨ての道具で衛生的

・ディスポーザブル鍼(滅菌済み)
・使い捨てパレット
・アルコール綿花(個包装)

全て使い捨ての道具を使用しますので、感染の心配はありません。

施術中は手の消毒を行い、常に清潔な手で施術を行います。

②全身の状態を観察して、原因にアプローチする

つらい症状の原因が患部にあるとは限りません。

全身を広く観察して、原因に対してアプローチを行います。

③国家資格を持った鍼灸師が問診から施術まで一貫して担当

一人の鍼灸師が責任を持って継続的に施術を担当します。

担当が変わるたびに何度も症状の説明をする必要はありません。

④専門分野に特化

ほくと鍼灸院では過敏性腸症候群(IBS)、起立性調整障害、痛み、しびれの症状に特化した鍼治療を行っています。

豊富な症例を元に、あなたの身体の状態に合わせて最適な施術を行います。

⑤完全予約制・個室でプライバシーを守ります

ほくと鍼灸院は完全予約制ですので、待ち時間はありません。

また一人ずつ施術を行いますので、安心できる空間であなたのプライバシーをお守りします。

⑥ほくと病院が経営する鍼灸院

ほくと鍼灸院は、2018年に北斗病院の鍼治療センターで始まった鍼治療の研究結果を元にして生まれました。

医師の監修の元、研究で得られたデータを活かして施術を行います。

北斗病院の治療データを活かす鍼治療で多くの患者さんに貢献できると嬉しいです

加藤容祟(医師・監修)

私は医者になりたての頃、鍼灸専門学校で講師をしていた縁があり、業界でも指折りの鍼灸師を呼び、鍼治療を試したみたところ非常に効果があり鎮痛薬がかなり減らせました。

鍼治療の需要が存外に大きいことを知ったため北斗病院内に鍼治療センターを設立して、他科から紹介される患者さんに対して臨床研究として鍼治療を開始しました。

そこでも患者さんからの反響が大きく、もっと広く患者さんを受け入れて治療してほしいという要望が多く聞かれました。

しかし病院内では混合医療禁止の原則から制約が大きく、基本的には外来で鍼治療を行うことが出来ないため、北斗病院とは独立した組織として『ほくと鍼灸院』を開院しました。

北斗病院での治療データを直接活かす鍼治療で少しでも多くの患者さんに貢献できたら嬉しいと思っています。

料金

一般:5,500円(税込)
学生:3,800円(税込)

※初診料・再診料はかかりません

・保険(医療保険の療養費申請)の取り扱いは行っておりません。健康保険証は不要です。

・お支払いは現金のみとなります。クレジットカードは取り扱っておりません。ご了承ください。

施術の流れ

初回:約50分/2回目以降:約30分

ほくと鍼灸院へのアクセス

〒080-0023 北海道帯広市西13条南41丁目2-7
TEL 070-2009-4740

北斗病院 正面玄関から徒歩3分

北斗病院までのアクセスはこちら

スタッフから患者様へ

過敏性腸症候群(IBS)は他の人につらさを理解してもらいづらい疾患です。

検査をしても異常が見つからない、周囲の人につらさをわかってもらえない。そんなお腹の症状で悩んでいませんか?

薬以外の対処法がない、元々の体質だからしかたない…と周りの人に相談できず、一人でかかえこんでいる方もいらっしゃると思います。

北斗病院の鍼治療センターと共同で研究を行い、過敏性腸症候群の症状は鍼治療でお腹の硬さや張りを解消することで回復につながることがわかってきました。

あわせて生活習慣の改善も大切です。一人一人の体の状態に合わせて、不安なく生活が送れるようお手伝いします。

よくあるご質問

機能性ディスペプシア(FD)逆流性食道炎の施術も行なっております。詳細はこちらをご覧ください。